アッサラームアレイクム
はじめまして、アラビア語4回の長瀬陽一郎です。
現在エジプトはカイロに留学中です。ツイッターで桃色筆まめ野郎などと散々言われていましたが、あれは嘘です。実は阪大の公式パンフレットに載るほど爽やかで誠実な男なのです。
さて、今回の新歓にはアラビア語専攻の新入生が沢山来てくれているようです。そこで、せっかくですから今回はラグビーと留学のお話をしようかと思います。
まずは留学について。

留学に来た理由ですが、このまま四年で卒業して「アラビア語専攻でした」と死ぬまで言い張って生きていけるのか疑問を感じたからです…
実際、エジプトについて最初に訪れた店では「水ください」も言えなかったですし、タクシー乗っても「真っ直ぐ行ってそこの角曲がってね」とも言えなかったんです。これは他の専攻語ではあまり考え難いことかも知れませんが、正則語と方言に分かれているアラビア語においてはどの国へ行っても良くあることなんです。正則語は主にクルアーンや文学、さらにはニュースに使われますから、大学で習う語彙には偏りがあるんです。
日本で分かった気でいたイスラム教についても、この国に来て驚かされることばかりです。

例えばこれ、カフェでの一枚なんですが、僕たちがコーヒーを飲んでると可愛い女の子がやって来て遊ぼう!と言ってきました。
さて、何をしたのでしょうか。
答えは「クルアーンの暗唱」です。
「○章を言ってみて」
と言うと、女の子が
「その章なら覚えてるわ!ビスミッラーヒ〜〜〜」
といった具合に一章丸々スラスラ暗唱するんです。終わったら拍手。実は阪大日本人チームにもクルアーンをかなり暗記している強者がいまして、そいつがいつも暗唱してはエジプト人を驚かせています。(彼が暗唱すると、人が周りから寄って来ます)
まあ、留学についてはこんな感じです。楽しそうでしょう?
次はラグビー部について、先ほどアラビア語についても話しましたが、大学生時代に所属するチームないし専攻語は、卒業した後も頭の中に残る実家のような心の拠り所ではないかと僕は考えています。
大抵の人にとって一度しかない大学生活。所属選びには慎重になる必要があります。僕は大学に入る前に体育会系で幾つか候補を考えていました。慎重に選ばねば、と。
しかし、初めてラグビー部の部室を初めて訪れたとき、その気持ちは全部何処かへ行ってしまいました。ほんとに温かくて良い部活なんです。僕には諸事情あって実家と呼べるものがなかったり、パパが通算○人いたりするんですが、外語ラグビーに入ったときは本当の居場所を見つけたような気がして涙が止まりませんでした。

嬉しすぎて、入部した瞬間にライオンキングを熱唱しちゃった先輩もいるとかいないとか。
最後に外語ラグビーで最も大きな行事を紹介して終わります!
東京外大戦です。
何とこの試合、戦後から続いており、今回で73回目になるんだとか。
両校が毎年交互に東京と大阪を行き来して交流します。
1日目は試合。

2日目は観光です。例えばディズニーとかね。

これは今年の東京外大の一年生のネタです。毎年、面白くなくて面白いんです!

去年は結局延泊して東京観光しちゃいました。これは田舎者の君たちは知らないと思うけど、ヤーシブってとこで撮った写真です。スウェットはベルシュカ、鞄はチャイハネという高級店で買いました。お洒落するのも東京外大戦の楽しみです。
ここまで読んでくれた新入生の君、ありがとう。何人かは読んでる途中に入部してくれたかとおもいます。1人でも多く新歓、練習に来てくれて入部してくれると嬉しいです。
バイバイ、マアッサラーマ。トゥスビフアラーヘーリ。